デジタル地図用語 
 番号  210
 用語  世界測地系 〔同〕GGRS/GGRF ⇔WGS84,GRS80,/旧/日本測地系
 読み  せかいそくちけい
 原語  global geodetic reference system / global geodetic reference frame / world geodetic system
 解説  位置の基準として世界各国で共通に利用することを目的に構築された測地基準系。地球の形を近似した地球楕円体に基づいて地球上の位置(経度・緯度及び高さ)を表し,地球重心を原点とする三次元直交座標系を用いて表すこともできる。世界測地系(GGRF)に基づいて表すことで全ての地理空間情報*の相互利用が可能となるため,国連総会は2015年に加盟国の連携による世界測地系の維持を決議した。 1.平成13年に測量法の一部が改正(平成14年4月1日から施行)され、日本独自の座標系から世界で共通に扱える座標系に変更したため、変更後の座標系に対して「世界測地系」の用語を使用した。 2.WGS84(World Geodetic System1984)の「World Geodetic System」を日本語化したもの。航空機や船舶の航行においてはWGS84(座標系)が採用されており、この分野では世界測地系とWGS84を同義で使用される。
 備考  
 日本地図学会 地図用語専門部会